「できる」と「求められている」のズレ? 上司・先輩の指導がつらいときの考え方(1)

【第1話】「上司や先輩の指導が厳しい」と感じたときに考えてほしいこと

仕事をしていると、

「上司や先輩の指導が厳しい」

「何度注意されてもつらい」

と感じることはありませんか?

言われたことは分かっているつもりなのに、何度も指摘される。

「自分は仕事ができないのだろうか」

と落ち込んでしまう。

そんなとき、少しだけ視点を変えて考えてみてはいかがでしょうか。

その指導は、あなたに「どうなってほしい」のでしょうか?

上司や先輩が指導をするのには、何らかの理由があります。

もちろん、伝え方が厳しかったり、納得しにくい指導だったりすることもあるでしょう。

ただ、その指導によって、あなたにどのような状態になってほしいのかを考えてみることも大切です。

例えば、まだ仕事を覚え始めたばかりの人に対して、

「まずは一人で全部できなくてもいいから、周りに聞きながら少しずつ仕事を覚えてほしい」

と考えているのかもしれません。

反対に、ある程度仕事ができる人に対して、

「もう一人前として安心して仕事を任せられるようになってほしい」

と考えているのかもしれません。

同じ「指導」でも、相手が求めている成長の段階は違います。

「自分の認識」と「相手の期待」にズレはありませんか?

ここで大切なのが、自分が思っている現在のレベルと、上司や先輩から見た自分のレベルが一致しているとは限らないということです。

「自分では、ここまでできている」と思っていても、
相手から見ると「もう少し経験が必要」と考えているかもしれません。

逆に、自分では「まだまだできていない」と思っているのに、
相手からは「そろそろ一人で任せても大丈夫」と見られていることもあります。

この認識のズレがあると、

指導する側は「まだできていないから教えている」、
指導される側は「できているのに、なぜこんなに言われるのだろう」

と感じてしまいます。

もし「自分は何を期待されているのか分からない」と感じたら、思い切って確認してみるのも一つの方法です。

「今の自分に、どのくらいのことを期待されていますか?」

そう尋ねることで、これまで見えていなかった相手の考えが分かるかもしれません。

指導の「厳しさ」だけで、自分を判断しないでください

上司や先輩から厳しく指導されたとき、
「自分はダメなのだ」と受け止めてしまうことがあります。

しかし、本当に必要なのは、自分を責めることではなく、
「相手は自分に何を求めているのか」を一度整理してみることなのかもしれません。

指導する側と受ける側。

それぞれが考えている「今の自分のレベル」が違っているだけかもしれません。

まずは相手の期待値を知る。

そこから、自分にとって無理のない成長の仕方を考えてみてはいかがでしょうか。

仕事の指導が「厳しい」「つらい」と感じたときほど、少し立ち止まって、自分と相手の認識を整理してみることが大切です。

次回は、「もっとできるのに」と感じたときにどう考えたらよいか、一緒に探ってみましょう。

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