【第2話】「店長だから何とかしなきゃ」が心を追い詰める
――責任感が強い人ほど、疲れてしまう理由
「何か問題が起きたら、自分が何とかしなければ……」
雇われ店長として働いていると、そんな気持ちになることはありませんか?
スタッフのミス、お客様からのクレーム、人手不足、売上の問題。
本来なら一人で抱える必要のないことまで、「店長だから」と自分の責任のように感じてしまうことがあります。
もちろん、責任感を持って仕事に向き合うことは、とても大切なことです。
ただ、その責任感が強すぎると、知らないうちに心を追い詰めてしまうことがあります。
「自分が何とかしなければ」と思ってしまう
店長という立場になると、現場で起きるさまざまな問題に対応することを求められます。
スタッフから相談されれば話を聞き、お客様から何か言われれば対応し、オーナーから求められれば応えようとする。
そうしているうちに、「自分がしっかりしなければ」と思うことが増えていきます。
そして、うまくいかないことがあると、
「自分の力が足りないのではないか」
と、自分を責めてしまうこともあります。
「責任を持つこと」と「すべてを背負うこと」は違います
ここで、一つ覚えておいていただきたいことがあります。
店長として責任を持つことと、すべての問題を一人で背負うことは同じではありません。
スタッフの問題にはスタッフ自身の責任があります。
オーナーの判断が必要なことには、オーナーの責任があります。
そして、環境や仕組みの問題まで、一人の店長だけで解決できるとは限りません。
「自分が何とかしなければ」と思ったときには、一度立ち止まってみてください。
「これは本当に、自分一人で背負うことなのだろうか?」
そう問い直すだけでも、少し見え方が変わるかもしれません。
今日だけは「背負わないもの」を決めてみる
もし今、心が疲れていると感じるなら、すべてを解決しようとしなくても大丈夫です。
紙やスマートフォンに、頭の中にある心配事を書き出してみてください。
そして、
「自分が対応すること」
「誰かと相談すること」
「今は自分では変えられないこと」
に分けてみましょう。
自分では変えられないことまで考え続けると、心は休むことができません。
まずは今日、自分が背負わなくてもいいものを一つだけ手放してみる。
それだけでも、頑張り続けている心にとって、小さな休憩になるかもしれません。
店長として頑張っているあなたにも、店長ではない一人の人間として、心を休ませる時間があっていいのです。
「辞めたい」のか、それとも「今の働き方がつらい」のか――
次回は、すぐに答えを出すのではなく、自分の本音を少しずつ整理することについて考えてみます。
責任感を大切にしている仕事で、自分を見失わないために、
”働くあなたのためのメンタル再始動カウンセリング”
では、
あなたの気持ちをおだやかに保つ “解決方法”をご案内しています。
まずは、
あなたのお話、じっくり聴かせてください。
